「タンザニアってどんなところ?」~東アフリカのリゾート、ザンジバル特集②~

 

タンザニアってどんなところ?

第6弾は、ザンジバル紹介②(後半)です!

 

 

前回は、ストーンタウンやビーチといったザンジバルの有名どころを紹介しましたが、

今回はスレイブ・マーケットや夜市といった、隠れ名所的な観光地を二つ紹介しようと思います。

 

 

①ザンジバルの負の遺産、スレイブマーケット

 

 

 

かつて奴隷貿易の拠点となっていたザンジバルには、

アフリカの内陸部から連れてこられ、奴隷とされた人々が集められました。

 

(奴隷として連れてこられた人々を弔うためのモニュメントです。)

 

 

そして、集められた人々は、この地からインド洋を経て、インドや南北アメリカ大陸に送られたそうです。

 

 

このスレイブ・マーケット博物館では、かつて奴隷とされていた人々の収容場所として使われていた施設なども

実際に見学することができます。

 

(部屋の内部は、狭くて暗い。少しの間滞在するだけで息苦しい気分に…)

 

 

(人々が繋がれていた鎖のレプリカです。当時の悲惨な状況が生々しく伝わってきました。)

 

 

ここに入れられた人々は、狭く暗い洞窟のような部屋に収容され、食べ物も水も与えられなかったそうです。

 

このような劣悪な環境では、他国に連れていかれる前に、

病気にかかってしまったり、亡くなってしまう人々も少なくなかったとか…。

 

 

今では、スレイブマーケットの博物館の隣に、このような大きな教会が建っています。

 

建物内にはザンジバル独特のデザインが凝らされていて、とても綺麗な教会でした。

 

 

住民のほとんどがムスリムのため、ザンジバルにある数少ない教会。

こちらは、1873年にイギリスによって奴隷貿易が禁止された際に建てられたそうです。

 

奴隷貿易の博物館は、ザンジバルの負の歴史の遺産ですが、

人間が同じ人間をモノのように扱い、商品として売るという

残酷で悲惨な出来事を二度と起こさないためにも、

このような遺産を後世に残し、伝えていくことは重要だと感じました。

 

 

②観光客から地元の人まで訪れる!夜市

 

日が沈むと、人々で賑わう場所があります。

港沿いにある、夜市です。

 

(見たことあるものから、これは何だろう?というものも…。良い匂いに食欲がそそられます。)

 

 

ここでは、私たちに馴染みのあるイカやタコ、貝といった海産物から、

サモサ、ザンジバルピザ、チャパティ、サトウキビジュースなど独特なものまで食べることができます。

 

(こちらがザンジバルピザ。注文してから焼いてくれるので、目の前で作っているところを見ることができます。ただ、これはピザなのでしょうか…?(笑))

 

 

ザンジバルピザには野菜ピザやチーズピザなどの一般的なフレーバーの他にも、

チョコレートクリームのピザなどユニークなものまで…。(さすがに怖くて挑戦できませんでした。)

 

そして、さすがアフリカ

どの屋台の店員さんもとても陽気で、

私たち観光客にHey, my sister、Hey, my familyと声を掛けてきます。

 

様々な国の影響によって、大陸部と少し雰囲気の違うザンジバルでも、

人々の陽気さというか豪快さというか、そういったところは変わらないんだな~と実感(笑)

 

 

しかし、やはり観光地だからなのか、

食べ物やお土産など全ての物の価格が少し高めでした(^^;

 

 

どうでしたか?

皆さんの想像するアフリカとは一味違う、

魅力いっぱいのザンジバル!

昼と夜で違う楽しさがある素敵な島なので、

皆さんもいつか訪れてみてください!

 

 

 

 

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「タンザニアってどんなところ?」第七弾~人類誕生の地(?!)タンザニアの歴史~

 

お待たせしました!

タンザニアってどんなところ?第7弾!

 

これまで、タンザニアを様々な側面から紹介してきましたが…

 

その国のことを知るには

その国の歴史を知るのが一番!ということで、

 

今回のテーマは…

タンザニアの歴史” です!!!

 

タンザニアという国が成立するまでの歩みを

大きく3つに分けて覗いてみたいと思います!

 

①人類発祥の地タンザニア

 

『人類出現』は約700万年前と言われ、

アフリカ大陸で出現したというのが現在有力な説となっています。

 

その中でもタンザニア北部には、

最古のホモ属であるホモ・ハビリスが発見された

オルドヴァイ渓谷があるんです!

 

 

そのためタンザニアは、

「人類発祥の地」としても知られています。

 

 

②スワヒリ文化の誕生

 

スワヒリとはそもそも、

(Wikipediaより画像借用)

ソマリア南部からケニア、タンザニア、モザンビーク北部までの

アフリカ東部をさします。

 

これらの地域は8世紀ごろに始まった

ムスリム商人との

インド洋貿易で栄えた地域で、

この貿易の中心となったのがザンジバル!!!

 

そこで、現地の文化とイスラム教が融合してできたのが

「スワヒリ文化」なのです。

スワヒリ文化は15世紀に至るまで、

象牙、金、スパイス、そして奴隷貿易

によって成長し続け、

18世紀には、日本との象牙貿易

も確立されました。

③植民地時代から独立へ

1880年代にアフリカ分割が始まると、

タンガニーカ(現在のタンザニア)はドイツ領東アフリカの一部に、

ザンジバルはイギリスの保護国となります。

 

 

第一時世界大戦が終わると、

ドイツの敗戦に伴い

ドイツ領東アフリカは解体され、

大半がイギリス領となり、

第二次世界大戦中にはイギリス兵として

タンガニーカから約87000人が出兵したそうです。

 

 

戦後、1961年にタンガニーカが、

1963年にザンジバルが独立

国名は、タンガニーカとザンジバル、

そしてかつてアフリカ南部で栄えたアザニア文化の名前を複合して

1964年、「タンザニア連合共和国」

と命名されました!

 

 

ちなみにこの方は

独立後初代大統領となった

ジュリウス・ニエレレです↓

 

「ムワリム」(タンザニア語で先生)と呼ばれ、

タンザニア人に尊敬されています!!

 

 

詳しい歴史を紹介しようとすると、いくら時間があっても足りないので(笑)、

今回は歴史のほんの一部を紹介させて頂きましたが…

様々な変遷を辿った結果、現在のタンザニアになったと考えると、

歴史を知るのも楽しいですね。

 

読んで頂きありがとうございました!

 

*参照サイト

「タンザニアの歴史」Wikipedia (https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B6%E3%83%8B%E3%82%A2#.E3.82.BF.E3.83.B3.E3.82.B6.E3.83.8B.E3.82.A2.E9.9D.A9.E5.91.BD.E5.85.9A)

「ザンジバル」世界史の窓

http://www.y-history.net/appendix/wh0503-030_3.html

「スワヒリ文化の地を訪ねて ザンジバル島訪問」NPO 法人IFE

http://npo-ife.jp/columns/africanews/report/000784.html

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